できるならね
(箱ティッシュは、大きさを比較するためにおきました)
本屋で若い夫婦がこれを手にして、
男性「塾なんかいかなくてもこれをやらせればいいんじゃない?」
女性「私もそう思ってた笑」
という会話をしていました。
英語の場合、
センター試験の過去問30回分と、
1134ページに及ぶ解説。
1回分を解くだけで80分。
(そもそも、結構な力がないと80分で解き終えることもできません。)
至れり尽くせりの解説ならまだしも、
過去問集の解答・解説は、
きちんと勉強した生徒にとっては十分な量だと思いますが、
学力を上げなければならない生徒には足りないと思います。
わからない所を教科書・参考書で調べながら解説を確認しなければなりません。
自力で解決できないものは学校の先生に質問しなければなりません。
受験勉強のやりはじめなら、どんなに少なく見積もっても、
解説をきちんと理解するために80分はかかると思います。
それを30セット。
しかも、英語だけではないでしょう。国語、数学、理科、社会。
これを自力でやりとおせるなら、
確かに塾はいらないと、
石川も思います。
これができるかどうか、
大学入試を終えたばかりの受験生に聞いたら、
おそらく、
笑いながら「そんなことできる訳ないじゃないですか」
と言うかもしれません。
別な受験生は
怒りながら「それを言う親が自分でやってみたらいいんだ」
と言うかもしれません。
全くデータに基づかない、石川の感覚ですが、
センター試験の過去問を10年分をきちんと取り組んで入試に挑んでいるのは、
全受験生のおそらく10%未満であろうと思います。
そもそも全科目1年分を解くだけでも1日がかりです。
それを復習するとなると最低でももう1日。状況によっては、
1週間以上かかることもあり得ます。
過去問で勉強するのは、とても大変なことです。
過去問で勉強することが効果的な状況までもっていくのに、
相当な勉強をして学力を上げておかなければなりません。
石川は別にこの夫婦を批判している訳ではありません。
大学受験をしたことが無かったり、
大学受験をしていても、必死に勉強した経験がなければ、
知らなくて当然です。
受験に限った話ではないと思うのですが、
お金はかかるかもしれませんが、
その道のプロに聞くのが一番間違いのない方法であろうと
石川は思います。
ただ、
大学受験をしたことが無かったり、必死に勉強した経験がない人が、
学習塾で働いていて、生徒に
「これをやればいいんだよ」と、
言ってしまったりすることがあるのが現状です。
学習塾の先生、担任、職員など、肩書はなんでもいいのですが、
そもそもその人が、
大学受験をしたことが無かったり、必死に勉強した経験がない人だと、
学力が身につかないような無駄なことや、
実行できない絵空事を言っていることがあるのです。
学歴がすべてであるというつもりは全くありませんが、
少なくともこの案件については、
指導者の学歴が一つの指標になると思います。
教科書をやるべきなのか、
問題集を解くべきなのか、
映像授業を受ければ学力が上がる状況なのか、
過去問を解くべきなのか、
学力を上げるためにどの方法が良いのか生徒によって異なるのが普通です。
それを正しく判断できるのは、
科目の指導をしている人であろうと思います。
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